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技術コラム

  • 2026.09.30

    バリ取り

    【ためになる】手作業の「バリ取り」外注どこに頼む?失敗しない協力会社の選び方!

    1. 「手作業のバリ取り」って、なんでこんなに外注先が見つからないの?

    製造現場で、こんな悲鳴が上がっていませんか?

    • 「最新の自動機(ロボット)を買ったのに、細い穴や奥のバリがどうしても残ってしまう……」
    • 「社内のベテラン作業員が手作業で削っているけれど、人手不足で納期が間に合わない……」
    • 「バリ取りを外注したいのに、『手作業の細かい仕事は受けられない』と断られてしまった……」

    機械化が進む現代でも、アルミダイカストや精密部品のバリ取りにおいて、最終的に一番頼りになるのは「職人の手作業」です。

    しかし、いざ「手作業でバリ取りをしてくれる協力会社」を探そうとすると、なかなか良い会社が見つかりません。

    なぜ手作業のバリ取り外注はこんなに難しいのか、そして「どんな会社に頼めば失敗しないのか」を、難しい言葉を使わずに分かりやすく解説します!

    2. なぜバリ取り屋は見つからないのか?

    そもそも、なぜバリ取り屋を見つけるのか難しいかというお話をしていきます。

    私もこの業界に携わるまでバリ取りを専門でやる会社があるとは恥ずかしながら知りませんでした。

    専業者は日本全国に数十社程度あるかないかといわれています。

    なんでそんな少ないんでしょうか。

    実はほとんどがアルミダイカストの鋳造メーカー等が社内で内製化しているからです。

    一部の「バリ取り」という工程を専門で行う会社は高齢化、仕事の減少、工数削減、自動化によって減少の一途をたどっています。

    現在では、自動化やロボットで工数削減を行って安定的に生産すれば良いのではと疑問をもつ方もいると思います。

    しかし、バリ取りは意外と奥が深くその技術レベルによって品質の差が大きく出てしまうものなのです。

    3.「ロボット」だけではバリ取りが完成しないの?

    最近は「バリ取りロボット」や「全自動バレル研磨」など、便利な機械がたくさんあります。 それなのに、なぜ最後は「人の手」が必要なのでしょうか?

    理由はシンプルで、「バリは毎回かたちが違う」からです。

    1. 型や刃物のすり減りで、バリの大きさが毎日変わる

      ダイカストの金型や切削工具は、使えば使うほど少しずつ減っていきます。そのため、今日出たバリと、来週出るバリは、大きさも固さも微妙に違います。
    2. ロボットは「決められた通り」にしか動けない

      ロボットは、決められた軌道をなぞるのが得意です。しかし、「今日はちょっとバリが大きいから強く削ろう」「ここは肉が薄いから優しく撫でよう」といった臨機応変な加減ができません。

    例えるなら、「固さや形が毎回ちがうジャガイモの芽を、ロボットで自動でほじくろうとする」ようなものです。勢い余って実まで削りすぎてしまったり、芽を残してしまったりしますよね。

    だからこそ、目で見ながら力の加減を変えられる「人の手作業」が絶対に必要になるのです。

    4. 手作業のバリ取りを外注するときにハマる「3つの罠」

    「手作業でやってくれるなら、どこに頼んでも同じでしょ?」と思って適当に外注先を選んでしまうと、こんな失敗(罠)にハマってしまいます。

    罠①:削りすぎて「寸法オーバー(不良品)」になる

    手作業は、加減を間違えると部品を削りすぎてしまいます。 熟練していない作業者が担当すると、バリと一緒に「大事な製品の角」まで丸めてしまい、寸法が狂って不良品になることがあります。

    アルミダイカスト部品を傷つけないよう手作業で丁寧にバリ取りする様子
    必要なバリだけを削り、製品を傷つけない。これこそが熟練の職人技です。

    罠②:見落としが多くて「後工程でクレーム」になる

    手作業は集中力が必要です。何百個、何千個と作業しているうちに集中力が切れ、細かい穴の中のバリを見落としてそのまま出荷されてしまうケースがあります。

    その結果、納品先のメッキ工場や組み立て工場で「バリが残ってるぞ!」と大きなクレームになってしまいます。

    罠③:人手が足りなくて「納期が遅れる」

    「手作業受けますよ!」と言ってくれたものの、いざ大量の注文(数千個〜数万個)を頼むと、「作業する人が2〜3人しかいなくて納期に間に合わない」というトラブルもよく起こります。

    5. 信頼できる「バリ取り外注先」を選ぶ3つのチェックポイント

    では、安心して大切な部品を預けられる協力会社を見分けるには、どこを見れば良いのでしょうか?

    ポイント1:「手作業の人数(体制)」がしっかり整っているか?

    手作業のバリ取りで一番大切なのは、「何人で作業できるか」というキャパシティです。

    個人経営のような数人だけの工場だと、急な大口注文や短納期に対応できません。

    「手作業ができるスタッフが常時何人いるか」を必ず確認しましょう。

    矢内製作所ではバリ取りの専門業者とあって以下の強みがございます。

    ・作業者全員が全ての作業を行えるよう教育、指導し、納期遅延を防止しています

    ・工程毎にリーダーがおり、品質、出来栄え確認を徹底し品質保証しています

    ・多種多様な治具、工具を揃えています。

    キャパシティでお悩みをお抱えの方はぜひ、ご相談ください。

    ポイント2:機械(プレス等)と手作業を「両方」組み合わせられるか?

    全部を手作業でやろうとすると、時間がかかって工賃(コスト)が高くなってしまいます。

    本当に良いバリ取り会社は、「大きなバリはトリミングプレスや機械で一気に落とし、最後の細かい仕上げだけを手作業でやる」というように、コストを抑える提案をしてくれます。

    有限会社矢内製作所にあるトリミングプレス機で大まかなバリを取っている画像
    トリミングプレス機で一気に大まかなバリを除去します

    当社は金型作成から立会いをしています。

    予想される発生不良(カケコミやカジリ)を把握し、・製品の方案変更にも対応出来る用に金型改造を想定した金型作成を致しております。

    ポイント3:「ルーペ(虫めがね)検査」をやっているか?

    削る作業だけで終わらせず、「出荷する前に細かなチェックをしているか」が最大のポイントです。

    作業した人とは「別の目」でルーペを使ってチェックする仕組みがある会社なら、バリの削り残しや不良品があなたの元に届くリスクはゼロになります。

    1つ1つルーペを使ってバリが残っていないか検品している様子
    厳格な検査をクリアした製品だけをお届けするため、後工程でのトラブルがありません。

    6. まとめ:手作業のバリ取り外注なら「矢内製作所」におまかせください!

    ロボットや機械がどれだけ進歩しても、最後に製品の品質を決めるのは「人の手による丁寧な仕上げ」です。

    手作業のバリ取り外注先を探すときは、単に「削れるか」だけでなく、「人手が足りているか」「検査体制が整っているか」をしっかり見極めることが大切です。

    有限会社矢内製作所では、10名の手仕上げ体制と自社プレス機、そして厳しい全数ルーペ検査で、お客様の「困ったバリ」を解決しています。

    • 「社内の手作業が追いつかず、スポットで外注したい」
    • 「自動機で取りきれなかった交差穴のバリを綺麗にしてほしい」
    • 「今の外注先のバリ残りが多くて困っている」

    このようなお悩みをお持ちの担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください!図面やサンプル写真をお送りいただければ、最短当日でお見積り・ご提案いたします。

    • お電話でのご相談(お急ぎの方):0270-26-1017(平日 8:00〜17:00)担当:笹本
    • Webからのお問い合わせ: [【お問い合わせフォーム・写真添付はこちら】](24時間受付)https://yanaiss.com/contact/

    執筆者プロフィール

    矢内製作所スタッフ
    矢内製作所スタッフ
    笹本 励 / 有限会社矢内製作所 工場長

    アルミダイカストおよび各種精密金属部品の仕上げ・バリ取り現場に20年以上携わる、仕上げ加工のプロフェッショナル。複雑形状部品や精密部品のバリ取り・研磨を手掛け、製造現場における二次バリ、寸法不良といった課題を現場目線で解決。
    現在は熟練研磨員を束ねる工場長として、トリミングプレス機と職人の手作業を掛け合わせた「不良率ゼロ・高品質仕上げ」の品質管理および現場指揮を担当。今ままでの経験を基にバリ取りに関する様々な疑問・基礎知識から専門的な内容まで「誰にでもわかりやすく」を主体に執筆しています。