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技術コラム

  • 2026.06.12

    ショットブラスト

    ショットブラストとサンドブラストの違いは?原理から用途まで解説

    群馬県伊勢崎市で、 高品質・低コストのバリ取り加工を行っております矢内製作所と申します!

    「バリ取りには、ショットブラストとサンドブラストのどちらを選べばいいんだろう…」

    製造現場でこのような疑問を抱いたことはありませんか。両者は似ているようで、原理や用途には明確な違いがあります。

    この記事では、3つの観点から両者を徹底比較します。最後までお読みいただき、自社に最適な加工方法をご検討ください。

    矢内製作所は50年以上、高品質なバリ取り 特にショットブラストサンドブラストでお客様から信頼を頂いております。お見積もりのご相談など、お気軽にお問い合わせください。

    「ショットブラスト」「サンドブラスト」とは?

    「ショットブラスト」は、金属製の投射材を高速で製品表面に投げつけ、バリ取りや表面処理を行う加工方法です。投射材は主にスチールやステンレス、アルミなどの金属製が使われ、サビや汚れ、バリを効率的に除去できます。

    「サンドブラスト」は、研磨材圧縮空気の力で製品表面に吹き付け、バリ取りや表面処理を行う加工方法です。現在は安全上の観点から天然砂の使用が制限されており、人工研磨材(ガーネット、アルミナ、ガラスビーズなど)が主流となっています。

    プロが比較解説!ショットブラストとサンドブラスト 3つの違い

    ショットブラストサンドブラストは、投射方式の違いにより、得意とする加工内容が大きく異なります。ここでは実務での選定に直結する3つの観点から両者を比較しますので、自社の最適な加工方法を見極めるポイントを押さえていきましょう。

    【違い1】用途と目的:量産処理か、細かな処理か

    ショットブラストは主に羽根車の高速回転による遠心力で、硬質な金属投射材を大きなエネルギーで広範囲に連続投射できるため、高い処理能力を活かした用途に適しています。

    一方、サンドブラストは圧縮空気で多種多様な研磨材をノズルから噴射する方式で、ノズル径や噴射圧力の調整が柔軟なため、繊細な用途に優れています。

    【ショットブラストが得意な用途】
    ・アルミダイカスト製品の大量バリ取り
    ・塗装・メッキ前の広範囲な下地処理
    ・厚いサビや鍛造品の酸化スケール除去

    【サンドブラストが得意な用途】
    精密な装飾仕上げ加工
    部分的なサビ取り
    細やかな表面仕上げ

    このように装置のパワーの差が、それぞれの得意な用途を明確に分ける要因です。

    【違い2】研磨材と仕上がり:梨地か繊細な表面仕上げか

    ショットブラストは金属製の投射材により、微小な凹凸によるマット調の「梨地(なしじ)」と呼ばれる質感に仕上がります。一方、サンドブラストは研磨材の種類や噴射空気圧の調整により、仕上げを細かくコントロールできる点が特徴です。

    【ショットブラストの仕上がりと投射材】
    ・投射材:スチール、ステンレス、アルミなどの金属製
    ・仕上がり:均一な梨地仕上げで、塗装の密着性向上に効果的

    【サンドブラストの仕上がりと研磨材】
    ・研磨材:ガーネット、アルミナ、ガラスビーズなど多種多様
    ・仕上がり:研磨材の選択と噴射条件で、粗さを自由に調整可能

    投射材の材質やサイズの選定が、求める仕上げを実現する重要なポイントです。なお、矢内製作所ではショットブラストにアルミ製投射材(直径0.8mm)を用意しており、製品を傷つけずに最適な仕上がりを実現するノウハウを有しています。

    【違い3】コストと効率:設備規模と作業特性

    ショットブラストサンドブラストのコストと効率に関する違いは以下の通りです。

    【ショットブラストの特徴】
    ・初期費用:大型の機械装置が必要で設備投資が大きい
    ・作業方式:自動で全面処理できるため、大量生産に適する
    ・ランニングコスト:投射材を繰り返し利用でき、大量処理時に有利

    【サンドブラストの特徴】
    ・初期費用:比較的小規模な設備で導入可能
    ・作業方式:設置自動型以外に、手持ちノズル式など局所的な処理も可能
    ・ランニングコスト:研磨材が使い捨てになる場合が多く、繰り返し発生

    生産数量や処理頻度、作業の性質に応じて、トータルコストと作業効率を考慮した選定が重要です。

    まとめ

    この記事では、ショットブラストサンドブラストの違いについて解説しました。

    【ショットブラストの得意な点】
    ・遠心力による強力な投射で、大量バリ取りや下地処理に最適
    ・均一な梨地仕上げで、塗装の密着性向上
    ・投射材の繰り返し利用で、量産時のコストを抑制

    【サンドブラストの得意な点】
    ・精密な装飾仕上げ加工局所的なサビ取り
    ・研磨材と空気圧の調整で、仕上がりを細かくコントロール
    小規模設備で導入しやすい

    ショットブラストサンドブラストは、それぞれ異なる強みを持つ表面処理方法です。製品の材質や生産数量、求める仕上がりに応じて最適な方法を選定することで、品質向上とコスト削減の両立が可能となります。

    矢内製作所では、 ショットブラスト・サンドブラストをはじめとした表面処理を、お客様のニーズに応じてご提案させていただいております。

    処理方法・金額等でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください!

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